2016年8月29日月曜日

【面接のツボは「最悪」を避けること】

良い人材が入らない。なぜか社員が育たない。多くの社長から受ける相談の80%以上がこんな内容さ。まぁ、即戦力になるような人材は決まって大手が囲い込むよね。ただね、良い人材が入らないのではなく、悪い人材を選んでいるだけ。それに社員が育たないのは当たり前で人間、20歳を過ぎてからの成長などあり得ない。だから面接が大切なのよ。決定的なミスは、面接で「最良」を選択しようとすることだ。大ウソをつくために完璧なシナリオを頭に叩き込んで面接に臨もうとする奴の本質を見抜くなんて無理。だからこそ「最悪」を避けるんだ。「最良」に見えるモノには絶対&確実にクセがある。そのときはピカーッと輝いて見えるが、ここでもう一度よく考えてみよう。面接で輝いて見えること自体、あまりに胡散臭すぎやしませんか。以前に【使える社員はすぐそこにいる】の中で「公衆便所のLED電球並みにムダに明るい奴より、飲み会の席で一番端っこでひっそり飲んでいる者に目を向けてみよう」とこの僕がおっしゃったことを今一度、思い出そう。面接に限らず何でもそうだが、5つ並んでいたら一番下の5番目を外し、よく考えた末に上から2番目か3番目を選ぶ勇気が必要だ。
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2016年8月26日金曜日

【いい顧問先はそれを我慢できない】

月額顧問料が5万円のA社と2万円のB社を比較した場合、あなたの事務所では「業務の内容」は異なるだろうか?A社はB社よりも3万円分多くサービスを得ているだろうか?いいや、そんなはずはない。まったく同じサービス内容だろう。事務所サイドからすれば「どの顧問先にも精一杯やっているのに、なぜ3万円も差があるの?」と思うだろうが、この事実を知ったA社からすれば「それ、おかしくね?」とすっげぇ首を傾げるはずだ。ましてや顧問料が高い会社になればなるほど社内での自計化が進み、監査担当者の仕事はほとんどない。ところが2万円のB社といえば、いつまで経っても領収書が段ボール箱に入ったままやんか。しかし問題はB社を改善することではなく、A社に不満を抱かせないことだ。A社からすれば、もっと自分たちに目を向けている素振りさえしてくれれば別に高くても構わない。自計化は完璧だから毎月、監査担当者が来てくれても何もしてもらうことはない。ただ、こっちを気に掛けている素振りさえしてくれればそれでOKなんだ。あなたの事務所はA社に「3万円分の素振り」を与え続けることができるだろうか。ふ、その方法は簡単だぎゃ。あるアンケート調査で【税理士事務所を替えた理由トップ10】の中に「新しい情報の提供がまったくない」という回答がランクインしていた。それが大きなヒントだがね。あなたが「なんで?」と疑問に思っていることは、とっくに顧問先も「それ、おかしくね?」と疑問に思って首を傾げている。そのアンケート調査結果はこちら。
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2016年8月23日火曜日

【使える社員はすぐそこにいる】

税理士事務所に限らず、そこらの中小企業でも人材不足には常に悩まされているようだ。特に「俺の右腕となるナンバー2がおらんがや!」と名古屋弁で嘆くトップは結構多い。でもね、久保田早紀の『異邦人』を口ずさみながら、ちょっと後ろを振り向いてごらん。そこに15人の社員がいたら、確実に1人は素晴らしい資質を持った人間がいるだろう。しかし残念なことに、そこらの平均的なシャチョー連中にはその1人を見つけ出すことができんがや。だって公衆便所のLED電球並みにムダに明るい奴が大好きじゃん。明るい奴に仕事のできる奴はいない。そーいう人種は仲間と上手くやれずに辞めていくか、人の良し悪しも満足に見抜けないライバル企業からヘッドハンティングされて裏切るのがせいぜいだ。これは統計値だから動かし難い事実なの。もっと言えば、「明るい」というのは持って生まれた性格で、そいつ自身の努力は0だ。余裕のある会社なら「癒しグッズ」のひとつとして身近におけばいい。本当に使える社員は必ず暗い。群れることを嫌うため、よく「協調性がない」や「輪を乱す」と誤解されがちだ。だが、それらに当てはまるのは明るい奴だ。社内の飲み会の席で、一番端っこでひっそり飲んでいる者に目を向けてみよう。
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2016年8月19日金曜日

【顧問先と縁がプチッと切れる本当の原因】

税務調査の際に生じた亀裂、不景気で支払いがとどこおった顧問料。このように顧問先と縁が切れる原因は様々だが、本当にそれらが原因なのだろうか。もともと何か別の要因があって、税務調査や不景気がその導火線に火を点けるキッカケになったに過ぎないのではないだろうか。例えば、監査担当者。毎月、足を運んでくれるのはいいが、ジ~ッとパソコンとにらめっこするばかり。ある税理士事務所に勤める25歳の女性税理士は、顧問先から送られてきた「善処します」というメールを見て、上司に「ぜ、ぜんどころって和菓子屋さんですか?」と尋ねたそうだ。おいおい、これではあまりに顧問先が可哀想すぎるぜ。顧問先からすれば、税務や会計のことなんてどーでもいいの。そんなものはそっちがやってくれればいいの。だって毎月、ちゃんと顧問料を払ってんじゃん。そう、顧問先が望んでいることは「世間話」なんだ。よその会社の調子は?今、儲かっている業種は?商店街の中で年内に潰れそうな店舗は?今後の経済の行く末は?どう間違っても仕訳や勘定科目、税法の話など望んじゃいない。税理士事務所の職員なら税務処理ができて当たり前。それ以外に使える情報を持って来てナンボだ。また、使える情報は澄んだ泉のように湧いては来ないし降っても来ない。だから、買うんだよ。だって、それはクロネコヤマトの車と同じだよ。それがなかったら仕事にならないだろ。
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2016年8月16日火曜日

【「自分が一番」になれる場所】

夫婦関係が冷めきった社員、また家庭環境が複雑な社員に仕事をやらせたところで満足な結果など出せるわけがない。セミの抜け殻のような社員を立ち直らせる作業は、円周率を500桁まで覚える試練より厳しい。ところで夫婦関係や家庭環境と仕事に対する意欲とはどのような関係があるのだろうか。もっと言えば、それらがうまくいっていたら社員は期待以上の仕事をしてくれるのだろうか。いいや、ちゃいまんがな。帰ればホッとできる家があるから頑張れるのではなく、「自分が一番」になれる場所があるから日々の生活にハリがあるんだってばよ。だから、「自分が一番」だと思える場所があれば、たとえ夫婦関係や家庭環境が破綻寸前であっても仕事をバリバリこなすだろう。だとしたら、会社の中でその社員が一番になれる場所をつくってあげたらどうでっしゃろ。別にそれが仕事に関することでなくても構わない。社内の鉄道同好会でも野球チームでもなんでもOKだ。その小さな集まりの中で「自分が一番」と思えたら、日々の仕事はバリバリやるだろう。夫婦関係や家庭環境を改善&修復させることは非常に困難だが、ボーっと上の空の社員をそこそこの状態にまで戻すことは意外と簡単だ。自分が一番になれる場所。それがどこにあるかだ。人は「心地が良い」よりも「都合の良い」ほうがホッとできるものだ。
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2016年8月12日金曜日

【お盆休みに杭を打て!】

君たちが勤めている小っちぇ会社の社長が還暦前後の男性だったら、君たちはお盆休みや正月休みを満喫している場合ではない。サッサと会社へ行って机に向かいやがれ。そう、サラリーマンにとってお盆休み&正月休みこそが絶好のチャンスなんだ。とにかく会社に忠誠心を見せつけるのさ。そのお年頃の社長は、長~い休暇を自宅で過ごそうにもそこに自分の居場所はない。そのため間違いなく会社に出て来る。そして、社長が会社のドアを開けるや否や「お、どうした?」と君たちに尋ねるだろう。「はぁ、居場所がないので」と君たちが答えると「俺たちゃ仕事しかないからな」と社長は満面の笑みで返すはずだ。これで君たちは、勝ったも同然だ。社長という人種は、仕事の成果や成績などではなく、会社への忠誠心をすっげぇ重んじる。もっと言えば、苦労を分かち合った同胞が可愛くてたまらんのだよベイベー。お盆休みや正月休みはお客も世間も休眠状態なので仕事なんてありっこない。だから、ひたすら机に向かってジッと座っていればいい。すると社長は、目を細めながら遠くから君たちを見守ってくれるだろう。売上をたくさん作る社員よりも「心に同じ傷を持つ同胞」のほうが確実に評価は高くなる。そして、ランチタイムを共に楽しもうものなら一生、安泰だぜ。
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2016年8月8日月曜日

【ダメとダメを足しても所詮、ダメ】

知人のT税理士から相談を受けた。「杉山さん、うちもそろそろ古い知り合いのH税理士事務所と合併して税理士法人を設立しようと思ってるんだけど」「ほう、何かいいことがあるんですか?」「え?だってさ、時代の流れで税理士法人が一気に増えたじゃないの」「で、そのメリットはあるんですぅ~かッ?」「双方の弱点を補って長所を伸ばすことができるじゃん」「自分たちだけで食っていけない事務所が肩を寄せ合ってもどーしようもないんじゃないですぅ~かッ?」「そんな・・・」「目の前に美味しいお菓子があるのにわざわざ他人と分け合うんですか?自分の将来に自信がないから第三者に望みを託すんですよね? Win-Winなんて顔から火が出るような恥ずかしい単語を使わないでくださいね」「・・・」「悪い会社と悪い会社が合体しても良くはならないどころか、さらに悪くなるだけですよね。先生もよくご存じのように、世の中には対等合併はあり得ないんですよ。将来、絶対にどちらかが『話が違う!』と叫んで決別するんですよ」「いや、H先生とは波長が合うんだよ」「みんな最初はそー言うんですよねぇ。そー信じたいんでしょうね。合併のメリット数からデメリット数を引いて二桁以上あれば考えてみたらどうでしょう」
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2016年8月5日金曜日

【グラフはやる気を失くす昭和の見せしめ行為】

壁にセロテープの黄ばんだ跡や、ましてや画びょうの穴など言語道断だ。君たちの会社の壁はどうだろうか。営業系の会社だったらそこら中に貼ってあるグラフ。そのほとんどは営業成績を表すための棒グラフか折れ線グラフ。さすがに円グラフは見かけない(爆)。僕にはこれが見せしめ行為としか思えないんだ。汚い壁のグラフを見て一喜一憂するのは社長だけで、社員の誰一人として凹むことはあっても心の底から喜ぶ者などいやしない。例えば、トップの成績を上げた社員でも「来月も、またその次の月も、それを維持しなければならない」というプレッシャーは、ある意味、成績が悪い社員たちよりも凄まじい。通信簿を掲示板に貼られてやる気の湧く生徒はいない。社員の士気やモティベーションを上げるつもりでそれを行っているとしたら、残念ながらまったくの逆効果だっちゅうの。自分がして欲しくないことは他人、ましてや逆らうことのできない目下の者にはしないことだね。本当に社員一人一人の士気を高め、売上を伸ばす喜びを分かち合いたいのなら、会議室で社長が1対1で握手をすればいい。だからグラフなんて絶対にいらない。
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2016年8月1日月曜日

【新・正しい請求書の送り方】

ちょっとぜいたくな店を利用した際に「請求書を送ってください」と依頼する僕がいる。「またぁ~、見栄を張っちゃって」と思った者もいるだろう。ハハハ、全然違うぜ。その店の本当の姿を確かめたいからさ。世の中で最も受け取りたくない封書は、裁判所からの呼出状か請求書だろう。で、その請求書の中に金額を明記した紙切れ1枚だけを入れて送りつける店や企業がやたらと多い。それって「黙って金を払え!」と言っているのと同じことだよね。ところが一泊5万円以上もする高級旅館からの請求書を開ければ、そこには上品な匂い袋や何かしらのお土産が潜んでいる。するとこちらは「早く入金しなきゃ」という思いに駆られると同時にファンになる。だが、これはサービス業であれば当たり前のことだ。そして当然、税理士稼業もサービス業だ。例えば、請求書の中に紅茶のティーバッグを1個しのばせるだけで顧問先からの印象はガラッと変わる。たった5円で感動を与え、感謝の意を添えることができる。そして、さらにそこに体温が伝わるユニークな事務所通信を入れるだけで毎月の請求書を待ち遠しく思わせることができる。そう、感動や感謝を醸し出すことなど超簡単!
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