2017年7月18日火曜日

【超簡単な正しい人事考課】

「中途採用した長谷川君はTOEICで900点も取るのにうちの現場ではまったく使いものにならないんだよ」「そんなの当たり前じゃん。おたくって和菓子屋さんでしょ」というのは極端な例だが、これと同じようなことを平気でやっている社長連中は結構多い。もっと社員たちの適正に目を向けてみよう。そのための具体策は超簡単だ。その者たちの努力を10段階に分け、さらに能力(向き・不向き)も10段階に分ける。努力が10で能力も10なら10×10=100となり、これが最高点。で、努力が8なのに今の業務が苦手で能力が3なら8×3=24となる。いくら聡明で一生懸命に頑張っている者でも不向きな職場環境では30以上のポイントは難しいだろう。能力があるのに努力をしない者は言語道断でクビにすればOKだが、必要以上の努力をしているにもかかわらず能力を発揮できない職場環境に身を置いている者がいるとしたら、それは見る目のない経営陣の責任と言われても仕方のないことだ。ちなみに、この僕の経験上、上司からも部下からも同僚からもお客からも叩かれることなくサラリーマンとして末永く生き続けられる絶妙の立ち位置は、努力が6で能力が8の48ポイント。
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2017年7月11日火曜日

【梁と柱】

100人以上の社員を抱える地方の会社は、その地域ではそこそこ名の知れたまずまずの企業だろう。そのような中堅企業が抱える悩みのひとつに「社員が定着しない」がある。そりゃあヤル気のある若者、聡明な若者、能力のある若者ばかりを狙っていたら長続きはしないだろう。やっとこさ仕事を覚えて戦力になると思ったら「一身上の都合」を理由にライバル企業に引き抜かれる。だから、人事の柱のポイントが3センチ以上ズレている。必ず押さえておきたいのが「地元で生まれ育った土地持ちの長男」。この手の者は絶対に辞めない。出世や給料などよりも「世間体のために働く」が最優先だからだ。特に地方の中堅企業ではこのような人材が会社の太い梁(はり)となるだろう。が、梁にはなるけど柱にはならない(笑)。ただ、日々淡々と目の前の業務をまっとするその姿は社員の老若男女を問わず地味に安心感を覚えさせてくれるため人望や評価は何気に高い。そのような者たちが会社の太い梁となり横たわってくれるだけで目には見えない社員間の連帯意識を芽生えさせることとなる。その後、その者たち以外の中から会社の柱となる人材を選定しじっくり育てればいい。
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2017年7月4日火曜日

【ホーム・アンド・アウェー】

上司に言い難い報告、悪い報告をするときは車の中でするといいだろう。できれば上司は助手席に座ってもらおう。後部座席だと「このハゲー!」と怒鳴られて背後から殴られるかもしれない(爆)。ま、それは別にして、特に男同士だと車の中という密室状態の中で同じ目的地へ向かっている「同士」という感情が芽生える。ましてや運転手に何かあれば危険な状態に陥るため前述の暴言議員のように罵倒されたり殴られることはないはずだ。次に、それがお客様や顧問先だった場合を考えてみよう。おそらく先方へ出向いて誠実な態度で臨むと答える者が多いと思うが、それでは「どうぞ好きにしてください」と言っているようなものだ。相手の陣地(アウェー)だと最悪の場合、ボコボコにされちゃうよ。相手に都合の悪い報告をするときこそ、こっちの陣地(ホーム)にご来所していただく。これは戦国時代と今もまったく変わらない。敵の城へ丸腰で向かう武将はいない。しかも家康でいえば、徳川四天王のような側近中の側近たちを応接間の外でも中でもOKなのでズラッと並べておくと、いい意味での圧力にもVIP待遇のお・も・て・な・しにもなるだろう。
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2017年6月27日火曜日

【優秀な人≦必要な人】

優秀な人材は大手企業に集中し、なかなか思うような人材が獲得できない。これは税理士事務所でも中小企業でも同じ悩みだろう。だが、そもそも優秀な人材を採ろうとすること自体が間違っている。例えば、高学歴で性格も良く、ITにめっぽう強い若者を顧問先の社長から紹介されたとしよう。すると「これは滅多にお目にかかれない逸材だ。彼の力が発揮できる部署を新設してやろう」と思ってしまう。で、それが上手く行くはずもない。結局、なんだかんだと高くついて終わるのがオチだ。そんなイチかバチかの育成ゲームができるのは時間とお金がたくさんある大手企業だけ。小っちゃな組織では優秀な人材など要らない。「この部署に見合った者だけが欲しい」。つまり「優秀な人材よりも、必要な人材」を優先すべきなんだ。当たり前のことだが、この当たり前をちゃんと理解しているトップは圧倒的に少ない。
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2017年6月20日火曜日

【相手が知りたいのは○か×か、0か100か、丁か半か】

昨年までは健康診断の際に「奇跡の50代」と驚かれたこの僕だが、あろうことか今年の健康診断では「要精密検査」となってしまった。そこで行きつけいやいや、かかりつけの医院で再検査をしてもらったら「なにもないのでほうっておけばOKですよ」とのこと。やはりこの僕は精神的には軟弱でも肉体的には頑健だった。必要以上に元気になった僕は「先生は丁か半かはっきり言うから気持ちがいいです」と褒めると「だって患者さんからすれば0(セーフ)か100(アウト)でしょ。あなたは五分五分ですよ、と言われたら精神的に凹んで本当に100になっちゃうでしょ(爆笑)」と。そのとき税理士事務所が自信をもって提供する決算書や経営診断書などを思い出した僕だった。◎○△×の△って何なの?◎と○はどこがどう違うの?そんな曖昧な評価を出したところで顧問先は途方に暮れるだけだ。評価は○と×だけでいい。「お前はもう45%死んでる」と言われても、行く末どころか自分が今、生きているのか死んでいるのかすら分からない。
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2017年6月6日火曜日

【「分子」が同じでも「分母」が異なれば意味はない】

桑名市で開業予定の若い税理士から「東京の○○先生の顧客獲得講座に行ってきました」と笑顔の報告があった。が、それって本当に使えるのだろうか?東京のやり方がそのまま三重県で通用するとは僕には思えない。すると「都会でも田舎でもビジネスの基本は同じですよ」と彼。ならば、例えば「税理士試験の合格率5%と行政書士試験の5%」は同じだろうか。たしかに5%という数字は同じでも、受験者のレベルが雲泥の差ということはとっくにご存じだろう。そもそも合格率に意味はない。なんだかんだいっても、まだまだ税理士稼業はクリーニング業と同じエリア商売だ。その地域に顧客となる企業がなければ成り立たない。放っておいても旬のタケノコのように次から次へと企業が芽生える都会の常識・発想・戦術・戦略が、そっくりそのまま一地方に当てはまるとは思えない。それをいかに咀嚼(そしゃく)し、自らに照らし合わせるかが肝心なのだが、それができる者は他人が主催するセミナーにお金を落とす前に自分で考え自分で答えを出している。今回の場合、同業者の前にひざまづく若い君の姿しか目に浮かばない。
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2017年5月30日火曜日

【誰でもできるけど誰もやらないことをやったもん勝ち】

先日、北海道は知床方面まで出向き、新規顧問先の囲い込み方法について余すところなくお話した僕だった。その際に強調したことは「営業にウルトラCはない」ということだ。さらに最新のツールがカッコよく見えても所詮、そんなものは使い物にはならないということもお伝えした。デジタルの時代になればなるほどアナログの必要性は増す。例えば、ネット通販が当たり前の時代になればなるほどクロネコヤマトがモーレツに忙しくなる。いくら1クリックで品物が手に入る便利な時代になったところで、それを届けるリアルな人間が絶対に必要ということは言うまでもない。また、タブレット端末を使ったペーパーレスの時代になればなるほど温かみのある手書きの良さがクローズアップされ、以前より紙媒体の需要が地味に地道に増えている。要は、目先の甘い誘惑に惑わされることなく、足元をじっくり固めるやり方が一番だし、それ以外に方法はない。「これは難しいな」と思ったことはまず成功しない。簡単なことしか成果は上がらないし間違いなく続かない。誰でもできるけど誰もやらないことをやった者が最後は勝つんだ。そして、誰でもできる「ビデオ研修会」のやり方を北海道までわざわざ行ってお話してあげた親切な僕だった。で、作りかけのレポートはこちら→ http://www.zeirishijimusyo.com/pdf/video.pdf